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ブランディングは、なぜ途中で止まってしまうのか?

インナーブランディングと
アウターブランディングを
分断しないための考え方

    数年前にブランディングを検討したことがあるものの、実行まで至らなかった、あるいは途中で止まってしまった。そうした経験を持つ企業は、けっして少なくありません。

    • ロゴやカタログの統一感が気になっている

    • 展示会など、対外的な見え方を整える必要がある

    • 経営理念や価値観の社内浸透も課題に感じている

    やるべきことは見えているのに、どこから手をつければよいのかわからず、結果として動けなくなってしまう。

    本記事では、ブランディングが途中で止まってしまう理由を「判断の失敗」や「リソース不足」として片づけるのではなく、インナーとアウターの関係性や進め方の構造という視点から整理します。

    なぜ、ブランディングは途中で止まってしまうのか

    ブランディング案件が頓挫してしまう企業の内情を知っていくと、よく似た状況が見えてきます。

    • ロゴ、カラー、資料フォーマットを整えたい

    • 経営理念やビジョンも、見直すべきだと感じている

    • ただし、どれも重要に見えて優先順位がつけられない

    この状態では、ブランディングに関わる要素がすべて同じ重さで並び、判断基準を失ってしまいます。

    重要なのは、ブランディングが止まるのは失敗ではないということです。多くの場合、それは「整理が必要な段階に来ている」サインだと捉えることができます。

    インナーブランディングとアウターブランディングは対立しない

    ブランディングの相談でよく聞かれる問いが下記の2つです。

    • 「まずは中身(理念)から整えるべきか」

    • 「まずは外向け(ロゴやツール)を整えるべきか」

    この問いが生まれる背景には、インナーブランディングとアウターブランディングを対立するものとして捉えてしまっていることがあります。

    実際には、この2つはどちらが正しい、という関係ではありません。役割が異なるだけです。

    • インナー:
      組織の内側で、判断や行動の軸をそろえる

    • アウター:
      企業の考え方や姿勢を、外に伝える

    問題が起きるのは、この関係性や順番が整理されないまま進んでしまうときです。

    なぜ「順番」を間違えると、進まなくなるのか

    たとえば、理念や価値観が十分に整理されていない状態で外向けの表現を先に整えようとすると、下記のようなことが起こりやすくなります。

    • 表現の軸が定まらない

    • ロゴやデザインに意味を持たせづらい

    • 社内で使われず、形骸化してしまう

    一方で、理念の整理に時間をかけすぎるあまり、外向けのアウトプットがいつまでも進まないケースもあります。

    結果として、「どちらも中途半端になる」「途中で検討自体が止まってしまう」という状況に陥ってしまいます。

    フェーズで考えると、ブランディングは進めやすくなる

    こうした行き詰まりを防ぐために有効なのが、フェーズを分けて考えることです。

    フェーズ1|対外的な統一感を整えつつ、次につながる土台をつくる

    まずは、展示会や営業活動など、直近で必要となる場面に向けて対外的な統一感を整えることから着手します。

    • ロゴの使い方やカラーの整理

    • カタログや資料のトーン統一

    • 展示会ブースや各種ツールの見え方の整合

    ただし、フェーズ1は単なる「見た目の整備」で終わらせるものではありません。

    この段階であわせて行いたいのが、将来的なインナーブランディングにつながる情報の可視化です。

    • 社員アンケートを通じて、
      自社の強みや「らしさ」がどう認識されているかを整理する

    • 選抜メンバーによるワークショップを行い、
      大切にしてきた価値観や判断軸を言語化しておく

    たとえば、こうした取り組みで得られるのは、完成された理念やスローガンではありません。あくまで、ブランド像を形づくるための材料です。

    フェーズ1の段階でこの材料を可視化しておくことで、次のフェーズに進んだ際、ゼロから考え直す必要がなくなります。

    フェーズ1は、短期的なアウトプットに応えながら、次のインナーブランディングの価値を高めるための下地づくりとして位置づけることが重要です。

    フェーズ2|理念の整理と、社内浸透へ

    フェーズ2では、フェーズ1で整理した材料をもとに、下記のようなインナーブランディングの取り組みへと進んでいきます。

    • 経営理念やビジョンの見直し

    • 行動指針やバリューの整理

    • 社員への浸透施策や研修

    フェーズを分けて考えることで、短期と中長期の取り組みが分断されるのではなく、自然につながっていきます。

    フレームワークスが最初に整理するのは「どこまでやるか」

    フレームワークスがブランディングのご相談を受けた際、最初に行うのは「何を作るか」を決めることではありません。

    私たちが重視しているのは、今回の取り組みで、どこまでやるべきかを整理することです。

    • 最終的にどのようなクリエイティブが必要になるのか

    • ロゴ、カタログ、Web、展示会ツールが
      どのようにつながっていくのか

    こうしたゴールを具体的にイメージできる制作会社としての強みを活かしたうえで、今やるべきことと、後に回すべきことを切り分けます。

    具体的にお伝えすると、たとえば、このような対応です。

    • 今回は展示会に向けたアウトプットを優先する

    • ただし、その先で理念浸透を行う前提を
      最初から共有しながら進める

    「とりあえず作る」のではなく、最終的に使われ続けるクリエイティブを見据え、最も効率的で、意味のある線引きを一緒に考える。

    それが、企画・設計から制作までを担うフレームワークスが伴走する価値だと考えています。

    まとめ|ブランディングで迷ったときに立ち返りたい視点

    ブランディングが途中で止まってしまうのは、珍しいことでも、失敗でもありません。

    大切なのは、次のような視点です。

    • インナーブランディングとアウターブランディングは対立しない

    • 重要なのは「どちらから」ではなく「どの順番で進めるか」

    • フェーズを分けることで、無理なく前に進める

    フレームワークスは、いま必要なことと、これから必要なことを切り分け、無理のない形でブランディングを進めるための整理から伴走しています。

    もし今、「何から手をつけるべきかわからない」「一度止まってしまったブランディングを再開したい」と感じているのであれば、一度立ち止まって整理することから始めてみるのも一つの方法です。

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